【薬屋のひとりごと6巻】これまで解決した事件によって大きく動き出す物語と猫猫の謎【ネタバレ】

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薬屋のひとりごと!6巻!新刊が3月25日に発売されました!
まだ買って読んでいない人もいると思いますが、こちらはネタバレの記事となっています。
ネタバレが嫌な人は見ないようお願いします。

引用:Amazon

いや〜、猫猫が巻が進むにつれて綺麗に可愛く、またオシャレになっていってます!
猫猫、カワイイ!!!

ただ、この6巻はこれまで読んだ中で一番ゾクッ、ゾワッ、ドキドキ(怖い意味で)など大きく事が動きます。
緊張が走る巻です。

→漫画の画像の引用(使用)について
こちらの記事では漫画の一部分の画像を載せております。
漫画紹介のために引用しております。
見ている方によりわかりやすく漫画のことを知ってもらうためです。漫画の画像引用は誰もが見れる無料分だけとなっております。(有料分の画像は載せておりません)
もし著作権で問題がある場合は、お問い合わせから連絡をお願いします。

 

目次

第二十七話:化粧

物語は突然壬氏が猫猫に「化粧に詳しいか?」と猫猫に尋ねるところから始まります。

そう聞かれて猫猫は、化粧品を作ったこともあるけど詳しいとも言えないけど…と思いながら
「誰かに贈り物ですか?」と聞いたところ、
なんと壬氏が化粧を必要としていることを知り、ちょっと引く猫猫。

引用:LINEマンガ

化粧をした壬氏を想像し、「国でも滅ぼすつもりですか?」と聞く猫猫。
何を想像しているのかわからない壬氏はびっくりします。

猫猫はそばかすはわざと化粧で作っていると知っている壬氏は、「すぐできるか?」と猫猫に尋ねると、一晩でできると答える壬氏。
壬氏はどうやら顔を一時的に変えたいようです。

壬氏は猫猫に別人の顔にしてくれと化粧作りをお願いします。
変にスイッチの入った猫猫はやる気に溢れ、あれもこれもと徹底的に取り組みます。

翌日壬氏の元へ行くと、

引用:LINEマンガ

この光景。
この光景の壬氏にクラァ〜としない女性は猫猫と水蓮だけではないでしょうか?
相変わらず、猫猫の壬氏を見る目が毛虫を見るような目です。

猫猫は壬氏に「本当に別人になりたいと思っているのか?」と聞きます。
昨晩からそう言っている、とちょっと不機嫌な壬氏に猫猫は近づき、服の袖を引っ張り匂いを嗅ぎます。

なぜそんなことをしたのかというと、
壬氏の衣装には上等な香を炊いた香りがしており、平民には程遠いことをズバズバ言います。

衣装だけではなく、体についた香り、髪の毛まで全て平民のようにする必要がありました。

引用:LINEマンガ

平民の猫猫は、壬氏を見て少し苛立ちを感じているかもしれません。
綺麗な香りに包まれ、上等な衣装、艶のある髪、品のある髪飾り、上等な香り…平民とは全く違います。
若干お世話係の水蓮の発言にイラっとした私。(そんな布…あたりの発言)

わざと髪の毛の艶を落とし、くたぁ〜とした臭い衣装を着ることで平民に近づきます。
後ろでめまいを起こしている水蓮。

引用:LINEマンガ

さて、世の読者の皆様!
壬氏の上半身初のお披露目です!

ぜひマンガを購入し、ぜひ間近でご覧ください。

くたぁ〜とした衣装を着る前に体型を手ぬぐいなどで変えます。
三人で壬氏の体の周りに手ぬぐいを巻いていきます。

(漫画試し読みはここまで。ここからネタバレの説明文のみとなります。)

すると壬氏はでっぷりお腹が出た人になりました。
次は顔の化粧です。
平民のような日焼け顔にするために白粉を塗っていきます。
が、その前に猫猫は面白いことを思いつきました。

目を閉じて化粧を待っている壬氏に紅を塗ったのです。
するとどうでしょう、その場にいた猫猫、水蓮、高順は雷に打たれたような衝撃を受けます。
どんでもない(いい意味)壬氏が見れますので、ぜひマンガでご覧ください。

猫猫は化粧で壬氏の顔にクマを作ったり、眉の形をアンバランスにしたり、黒子を作ったり、手にも平民に見えるよう爪の中を汚したりします。
出来上がった平民の手に壬氏は感動します。

すると猫猫、ある飲み物を用意しました。
それはとんでもないニオイ、そしてとんでもなく辛い飲み物でした。
その飲み物は毒ではなくただ声を変えるための道具でした。
最後に口の中に綿を入れ、輪郭を変えます。これで平民への変装は完了です。

そして猫猫はこの後実家に帰る予定があり、このまま出て行くつもりでした。
しかし高順がニヤ〜っとし、壬氏の付き添いを猫猫にしたらどうかと提案します。
いつもいる付き人と歩いていては壬氏とバレてしまう可能性があるためです。
しかし猫猫は、どうにかして断る言葉を言いますが、水蓮に「猫猫も変装すればいいじゃない!」と言われて断れなくなってしまいました。

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第二十八話:街歩き

馬車の中で、猫猫は壬氏に姿勢が良すぎる!と平民らしくないと注意します。
すると逆に壬氏は猫猫にその口調をやめろ、そして壬氏という名前で呼ぶな、と注意します。

壬氏は「私のことは壬華(じんか)とお呼びください、お嬢様」と猫猫に言います。
そう、猫猫の変装は6巻の表紙であるこの格好に変装させられていたのです。

引用:Amazon

水蓮が仕立てた服は水蓮の娘のもので、デザインも生地もよく古くない。
髪も綺麗に結わえてあり、かんざしもささっているためお嬢様に見えるのです。

目的地は?と聞く猫猫に、説明をする壬氏。
この街を歩いている場面ではのほほんとした状況が続きます。(文章に書くほど特別なアクションは起きない)
ただただ、猫猫のお嬢様姿が可愛いだけの数ページとなっています。

街で串焼きを食べたりなど、楽しむ二人。
すると猫猫はそろそろ待ち合わせ場所に行こうと、せかせかします。
壬氏は「俺とさっさと別れようとしてないか?」と言うと、ぎくっとする猫猫。
でもはぐらかし「相手を待たせてはいけない」と言うと、壬氏はどこか悲しい顔をします。

すると突然壬氏は、「宮廷の生活も悪くないだろう?」と猫猫に聞きます。
確かに悪くないが、養父のことが心配だと答える猫猫。
そう、実は猫猫のいう「おやじ」は養父。
実の父親は別にいるのです。

壬氏は猫猫に養父のことを聞きます。
猫猫はちょっと嬉しくておやじの優秀さを語ります。
しかし、おやじはいちもつを取られており宦官だったことを壬氏に言うと壬氏はブツブツと「医官」「宦官」「薬師」とつぶやき何か考えていました。

そんな話をしていると目的の場所にたどり着きました。
その建物は一階が食堂で上が宿屋になっている建物でした。
猫猫は「はーん。なるほど…」と壬氏が平民に変装してまでここに来たがっていた理由を察しました。(女性と遊ぶのだと勘違いしている)
宦官もこう言う息抜きが必要なのかな。なんて思う猫猫ですが、本当は壬氏がここを訪れた理由は猫猫が思っているような理由ではなかったのです。

すると壬氏が猫猫に「緑青館の馴染みには詳しいのか?」と問います。
遠回しに聞いた質問に思ったような答えが出てこなかったため、壬氏は質問を変えます。
「妓女の価値を下げるにはどうすればいい」
そう聞く壬氏の顔は真剣そのものでした。

猫猫は「いくらでもある、特に上位の妓女ならば」と答えます。
上位の妓女ほど手付かずな花。だからこそ価値がある。
手がついた妓女の価値は下がり、また母となる(言い方を変えています)ことで価値がないに等しくなります。

冷や汗をかく壬氏。
猫猫が「ここで失礼します」と言うと壬氏はここでか?と猫猫を引き止めます。
しかし猫猫がついて行っては変装の意味がないと猫猫はそそくさとその場から離れます。

そして猫猫は最後まで壬氏が平民に変装した理由を勘違いしていました。

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第二十九話:梅毒

小さな女の子が、大人の女性にナイフを向けられ刺される寸前のシーンから始まります。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」と大きな声を出したのは夢の中の少女なのか、目が覚めた猫猫なのか…。
猫猫は汗をかき、はぁはぁと息を切らしながら起きます。
その夢は、作られたものではなく実際に猫猫が体験したものが夢となって出て来ていました。
先日壬氏に妓女の価値の話をしたせいかもしれない、と思う猫猫。

と、おやじに声をかけられ、帰って来たんだ…とホッとする猫猫。
今日の予定を聞かれた猫猫は、特に予定がなかったためおやじに緑青館に行ってくれないかとお願いされます。
緑青館はこれまでにも漫画で出て来ましたが、猫猫が用があるのは華やかな緑青館ではなく、客が立ち入らない離れの場所でした。

ある部屋に入るとそこには髪が長く、顔も髪で隠してある鼻のない女性が寝ていました。
猫猫はその女性に薬を届けに来たのでした。

猫猫は昔その女性に、毛嫌いされて追い払われていたがここ数年は元気がなくそのようなことをされない。
言葉も忘れてしまった女性。

この女性は、かつて蝶よ花よと謳われた妓女でした。
数年間客を取り、不幸にも梅毒をうつされてしまったのです。

早い段階で薬を与えていれば治っていたのですが、今はもう外見だけではなく身体の中までズタズタに引き裂かれている状態。
薬師のおやじが言うことを当時は誰も信じず、病のことが緑青館に伝わることはなかったのです。
客を取らねば生きていけない世界。
だが数年後症状が再び出たことで瞬く間に病状は進んでいきました。
以来この女性はこの部屋に押し込められ客の目に届かぬところに置かれ続けているのです。

猫猫は窓を開け、空気の入れ替えをし、香を焚きながら体を拭こうとします。
香を焚いているといい香りが部屋に広がります。
すると女性が歌を歌い出します。歌詞ではなくメロディーを歌っています。

パタパタと走る音が聞こえ部屋に少女がやって来ます。
小姐さんに言われた「変な眼鏡の人がいるからこっちに戻らないほうがいい」という伝言を猫猫に伝えます。

変な眼鏡の男のことを猫猫も知っており、部屋におとなしくいる猫猫。
するとその部屋にいる病気の女性は袋から石のようなものを取り出し、並べます。
それを見ながら猫猫は「莫迦な女」と意味深な発言をするのでした。

すると梅梅が部屋にやって来ます。
変な眼鏡の人が帰ったことを伝えに来たのです。

その眼鏡の人は猫猫に関するとある話をするために緑青館を訪れており、また今日もその話をしにきたと知ると猫猫はぞわぞわっと自分の肩を抱きました。
梅梅は緑青館の中でも美しい三姫の中の一人です。
梅梅とこれからのことについて、妓女についてなど猫猫と話します。
梅梅はまだ三十路前ですが、妓女にとってはそろそろ引退の時期。
梅梅はもう少しこの仕事を続けるわ、と眉を下げて笑うのでした。

一方で壬氏は先日待ち合わせていた店が花街のような接待をしていることを知らず、げっそりしていました。
壬氏はその店でとあるものを買いに行っていたのです。

壬氏は高順に猫猫の養父のことを話します。
しかし高順は「元医官に教えを受けたのであれば猫猫の知識は納得が行くが、そんなに優秀な医官が宦官の中にいたでしょうか」と不思議に思います。
そう、後宮の医官は質が良くないのです。
なぜかと言うと、医官になれる人間が去勢してまで後宮に入る必要がないからです。

すると羅漢が壬氏の元へやって来ます。
すると壬氏が羅漢に対し、冷静に怒りを放ちました。
「随分とあくどいことをなされたようで」と静かに怒る壬氏。
ニヤッと笑う羅漢。

羅漢はとある時期から急に壬氏に突っかかって来たのです。
壬氏の憶測に過ぎないが、辻褄が合いいくつかの点で納得ができる認めたくない事実を知っていました。

羅漢は「あのやり手ばばあを説得するのに十年かかったのに、それを横からかっさらったトンビには言われたくない」と反論します。
それに対し壬氏は「しかし『油揚げ』はもう私のものです。」と答えます。

壬氏の言う「油揚げ」とは、猫猫のこと。
羅漢は「いくらでも出す」と諦めていない様子。

嫌だと言ったら?と言う壬氏に「貴方様にそう言われると参りますな。しかし娘がそれをどう思うかなのですけど」と答える羅漢。
そう、猫猫の実の父親は羅漢でした。
その羅漢は何らかの理由で、ずっと緑青館で猫猫を身請けしようとしていたのです。
それを壬氏に奪われてしまったため、ずっと壬氏に突っかかっていたのです。

羅漢は「娘にそのうち会いに行くと伝えて」と言い去っていきます。

翌日、実家から戻って来ていた猫猫に壬氏が羅漢と言う男が会いたいと言っていることを伝えると、
猫猫がとんでもない表情をします。
※ちょっとしたホラーな顔なので、読んでいるとびっくりします。
ゾッとするような怖い顔をします。漫画を見る際はご注意ください。

その顔を見た壬氏もゾッとした顔をします。そして猫猫にとって羅漢がどんな存在かを理解した壬氏は
「どうにか断っておく」と告げると猫猫はその場から走って去ります。

壬氏は初めて見た猫猫の表情に、できればもう見たくない、と願うのでした。

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第三十話:翠苓(すいれい)

主人(壬氏)が出かけているので掃除範囲が広く疲れている猫猫。
一緒にお茶を飲んでいる水蓮から夕食は精進料理だから肉や魚はとらないように、と言われます。
それを聞きながら猫猫は「まるで禊だなぁ」と…禊を行う者が祭りを仕切る人物であり、「壬氏ほどの高貴な生まれであればもそれを請け負うことはおかしくない」と考えていた。

すると水蓮に「薬局まで行ってくれない?」と言われると目を光らせ「わかりました!」と嬉しそうに答える猫猫。
薬局へのおつかいで薬を待っている間、薬のにおいに猫猫は幸せを感じ、隣にある部屋の薬棚をじっくり観察したく、変な体勢でこらえていると後ろから
「何やっているの」と声をかけられます。

その声をかけたのは5巻で出て来た、惜しい化粧の官女でした。
この官女の名前は「翠苓(すいれい)」と言います。

以前、壬氏の下女ということで問い詰められた時もそうだが、今回でもじとっと睨まれ、ここでも嫌われている猫猫。
すると薬を取り扱う男性が翠苓が去って行く後ろ姿を見ながら「本来なら官女なんてやらなくてもいいのに」とボソッと言います。
猫猫にも聞こえていたが、首をつっこむ必要もないと無関心。

薬局へのおつかいを済ませた猫猫は水蓮にゴミを捨ててくるようお願いします。
ここの(壬氏)ゴミは勝手に漁られやすいため、なかなか下男下女には頼めないそう。

ゴミ捨てに行った猫猫は帰り道の途中でとある雑草を見つけます。
その正体は生姜で、なぜこんなところに植えられているのか奥まで歩いて行くと、そこには薬草畑がありました。
興奮する猫猫にまたもや背後から「何やっているの」という声が…。
そこにはとんでもない顔をした翠苓が。
猫猫は「いかん。これはどう見てもこっちが怪しい」と焦ります。
すると猫猫は「安心してください。まだ何も採っていません」と手をあげます。
翠苓に「今から採るところだと?」と鎌ギラッと光らせながら猫猫に問います。
翠苓は「非公式な場所だし、咎めようとは思っていない。一応医官も知っている場所だからあんまり出入りしないほうがいい」と猫猫に言います。
翠苓はこの薬草畑では好きなものを植えさせてもらっているそうです。

猫猫は翠苓に何を植えるのかと問うと翠苓は「蘇りの薬」と答えます。
それは何ですか!?と飛びつく猫猫に翠苓はふっと微笑み冗談よと言うのでした。

蘇りの薬とは死者が蘇ることのできる薬。
そんなものがあるなら喉から手が出るほど欲しいと思う猫猫。

翠苓は猫猫に「もう少し先だけど、ここに朝顔を植えるわ」といい薬草畑から去っていきました。

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第三十一話:偶然か必然か

突然、李白から呼び止められる猫猫。
「どうかされましたか?」と聞くと困ったことが起きたそう。

話を聞くと、
以前起きた倉庫での火事の際、別の倉庫で盗みがあった。
なくなったのは祭具でしかも一つではない。
杜撰な管理ではなかったのに盗まれた。
その管理者だったのがちょっと前に食中毒になって仕事に復帰できない状態。
食中毒の原因は好物の海藻だそう。
前任の管理者に聞こうとするがその管理者もなくなっており、その名前は浩然。
浩然は以前塩の過剰摂取で亡くなった。

全て猫猫が問いた謎で、猫猫は全て偶然の重なりなのか故意に起きたものなのか…と考え込んでいた。

すると李白が以前火事騒動で起きた際に猫猫から渡されていた立派な煙管を出し
「持ち主に返そうとしたけど突き返された」と言います。

するとその持ち主、何とこの煙管はどっかの官女にもらったそう。
倉庫番は暗い中一人で歩いていた官女を城外まで送って行ったそうで、そのお礼にとこの煙管をもらったそうです。

その官女は暗がりで顔がよく見えず、季節柄襟巻きをしており、それは顔隠しのためかもしれないと李白と猫猫は考えていました。
ただ女にしては背があり、薬のにおいがしたそう。
心当たりがないか?と聞かれる猫猫だが、心当たりはあった。
翠苓を思い浮かべている猫猫。
長身で薬のニオイがする…といえば翠苓。
ただおやじから憶測でものは言ってはいけないよ、と言われていたため、
他に何か不可解なことはなかったかと李白に尋ねます。

李白と猫猫が話していると木の後ろから壬氏が怖〜い顔で
「楽しそうだな」と声をかけます。
ホラー顔なのでまたもやご注意。

焦った李白はすぐさまその場を離れていきます。
猫猫は先ほど聞いた話を壬氏に話します。
今回聞いた話では偶然とは言えない何かがあり、猫猫はそこが引っかかっていた。

すると壬氏はこの事件を少しでも解決したく(知りたく?)猫猫に褒美に「牛黄」を与えるという。
牛黄というのは牛の胆石であり千いるうちの一頭にしかない薬の最高級品です。

猫猫は目をキラキラさせ壬氏に飛びかかる勢いでそれを高順に止められます。
仕事次第で牛黄をもらえるとわかった猫猫はこれまでにないウキウキっぷりで「壬氏さまの思うままに!」と事件解決に向けて動き出すのでした。

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第三十二話:中祀(ちゅうし)

機密文書で調べ物をしている猫猫。
機密文書で書類を管理している男性に祭事に関わることを聞きます。
猫猫はこれまで起きていた食中毒やお酒の事件全てに祭事に関わっていた官吏だったことに気づき予め狙われていたことに気づきます。
あの小火騒ぎは祭具を盗み出すためのものだとしたら全ての事件は偶然ではない。

一生懸命なぞを解こうとすると機密文書の管理をしている男性が「祭事に興味があるならこれがあるぞ〜」と言って
祭事の絵を猫猫に見せます。
祭事ではわざわざ大きな柱をぶら下げており中央の祭壇の上にはひれが舞ってあるそう。
その大きな柱の意味を男性から聞いた猫猫。
すると男性が「最初は強度が心配だったんだが問題がないみたいで安心したよ」と言います。
話を聞くと、中央の柱は天井の滑車に通した紐を床に固定して釣り上げられているそう。
それを危ないと注意したせいでここ(機密文書の部屋)に男性は飛ばされてしまったようです。

もしその金具が壊れて天井から柱が落ちてきたら一番危ないのは真下にいる祭事を行う者。
猫猫はハッとし、祭事が次行われるのはいつか聞くと何とちょうど今日行われることを知ります。

急いで走る猫猫。
猫猫の予想が正しければこれは長い時間をかけて練られた計画。
不確定な仕掛けを一つ一つ積み重ね、ようやくここまでたどり着いた。
あくまで予想。あくまで予想だがその予想が的中していたとしたらとんでもないことになる。

猫猫は一生懸命走り、祭事が行われている建物にたどり着きます。
しかし祭事を守っている人に、「何をしている!」と怒鳴られ緊急事態ということを伝えてもただの下女がいうことを信じてくれない。
でもそんなことを言っている場合ではない。
猫猫はどうにか中に入ろうと男性にお願いします。
祭壇には致命的な欠陥が見つかったと危険状況を話します。
すると猫猫、「私を邪魔して事とが起きるのを待っているのですね、つまり工作をした輩と繋がっている」と挑発をすると男性は怒り、
持っていた太い棒(鉄のような棒)で猫猫を殴ります。
猫猫はわざと挑発し、騒ぎを起こし祭事を中止させようとしていたのです。
しかし祭事は中止にならず、猫猫は殴られたせいで視界が白くなり血を流していました。
それでも諦めない猫猫。
こんなことをしている暇はない!と、通してもらえないと困る、と。

これを読んでいる読者はこう思っているでしょう。
「祭事をしている者が亡くなってしまうかもしれないのに…猫猫怪我してるのに…」と心配しているでしょう。

でも猫猫さすがです。
こんなにも殴られてでも頑張っているのは祭事者が誰とか関係なく
ただ牛黄がどうしても欲しいから!
ただそれだけの理由で殴られてまで祭事を止めようとしているのです。

なんとかして中に入れてもらおうと説得しようとする猫猫。
だが聞いてもらえない。
すると背後から「私の言ならどうだい?」と羅漢が登場します。
猫猫の後ろにいるため猫猫には見えてないけど声できっとわかっているはず。

すると羅漢は猫猫が殴られていることに激怒します。
「とにかくその娘の言う通りにしてやってはどうだ。私が責任を取る」と言う羅漢に、拳をギュッと握り震えている猫猫。

猫猫は計ったようなタイミングに_と怒っていた。が、今は羅漢のことを気にしている場合じゃない。と祭事の建物に走っていく。
鼻から血を流しながらも一生懸命走る猫猫。

すると建物に入った瞬間、柱を支えている紐を固定している部分が壊れ、猫猫は中央で祭事をしている者の元へ走ります。
固定していた紐が外れ、大きな柱が落ちてくる瞬間に猫猫は祭事をしている人とともに中央の場所から避けます。
避けた瞬間、大きな柱がドーン!と大きな音とともに落ち、地面も割れます。
なんとか命が助かった祭事者と猫猫。
しかし猫猫は落ちてきた大きな柱により足が抉れてしまいました。

何が何だかわからない祭事者はなんと壬氏でした。
「なんでこんな状況になっているんだ?」とこの状況をわかっていないため猫猫に尋ねる壬氏。
なぜ壬氏がここにいるのかわからないけど、
猫猫は「牛黄をいただけますか?」と殴られ意識は朦朧とし足が抉れている状態で聞きます。
それどころではないだろう、と壬氏は殴られている猫猫の顔に手を当てます。

すると猫猫は、「最初に足を縫わせて…」と言ったところで意識が飛んでしまいます。
壬氏は倒れた猫猫に一生懸命声をかけます。
が、当の猫猫は意識が飛んでいながらも「壬氏うるさい」と思っているのでした。

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試し読みと購入

LINEマンガ:https://manga.line.me/book/detail?id=cc004922-ea23-43db-943e-976ba6dbf319

壬氏直属の下女として働く猫猫ですが、何故か壬氏に化粧を施す事に。更には猫猫も変装して、二人で街へ出かける事になりますが…!? 二人の珍道中の行方と、初めて明かされる猫猫の両親、またこれまで猫猫が謎解きに関わってきた出来事が、一つに繋がる第6巻!

 

まとめ

次巻(7巻)はなんと8月発売のようです。
それを知った読者は「待てない!」「良いところで切ってある!」と早くも7巻を楽しみにしている声が出ています。

発売されたばかりですが、すでにKindleで読んでいる人が口コミを投稿していたりと、すごい人気です。

今回6巻は前半はすごいのほほんと、のんびりした穏やかな話で進んでいきましたが、中盤からどんどん話が大きく盛り上がっていき後半で一気に物事が大きく動きます。
面白すぎます。この6巻は本当に面白いです。
なぜこれまで猫猫がいろんな事件を解決してきたのか、そしてその解決してきた事件は全て繋がっていたことなど全部わかったので6巻はすごく面白いし、
何ってみんなが言っているように7巻早くみたい!!!!!

なぜこんな事件が起きたのか?主犯者は誰なのか?何が狙いなのか?狙われたのは壬氏なのか?など謎残ります。
7巻で全部わかるとは思いませんが6巻の次回予告でさらに7巻早く〜!という思いがヒートアップしてしまいます。

ネタバレです。
次回予告では翠苓が亡くなります。

もしかしたら、翠苓は主犯者に利用されていて祭事で計画が失敗したことで誰かの手によって命が奪われてしまったのでは、と。
ミコト考察ですが。

原作を見ればわかることですが、私はこのねこくらげさんの絵の漫画を待ちます!

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