【ハルとアオのお弁当箱】お弁当がきっかけで変わる人生とふたりの関係。お弁当を大事な人に作りたくなるお話。

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急ですが、お弁当っていいなぁって思うんです。
相手を思い作るお弁当って優しい味がするし、あたたかいんですよね。
そしてお弁当って飽きないですよね?あれってなんででしょうか?
毎日いろんな具材を食べれるからでしょうか?理由はわからないけど、お弁当って大好きなんです。
今は作る側だけど、前は作ってもらう側でお弁当が毎日楽しみでした。
「今日はなんのおかずが入っているんだろう?」
「あ、今日はスパゲティナポリタンが入ってる!嬉しい!」
なんて思っていました。

さて、本題ですが本日はお弁当がテーマの漫画を紹介したいと思います。
漫画の名前は「ハルとアオのお弁当箱」

引用:LINEマンガ

何これ!表紙からして…好き!
女性二人の物語かな?と思う表紙ですが…実は左側の人は男性です。
お互いに理解してもらえないものを抱えています。
そんな二人が出会い、お弁当によって人生や生活までも変わっていきます。

この記事では1巻のネタバレが書いてあります。

→漫画の画像の引用(使用)について
こちらでは漫画のワンシーンを載せております。
漫画紹介のために引用しております。
見ている方によりわかりやすく漫画のことを知ってもらうためです。
またまた漫画の画像引用は誰もが見れる無料分だけとなっております。(有料分の画像は載せておりません)
もし著作権で問題がある場合は、お問い合わせから連絡をお願いします。

目次

 はじまり

引用:LINEマンガ

始まりはこの物語の主人公の一人、この女性のため息から始まります。
何があったかというと…

引用:LINEマンガ

ぐさっとくるシーンですね。
何にお金かけるか、何を大事とするかは人によって違うし、みんなが服やおしゃれに興味がある訳ではない…。
この女性は大好きなものにお金も時間もかけたいがために、考える時間が勿体無いので服装は決まったものを選んでいます。
あと「結構いってるんですね!」の一言。あれきついです。
私も幼く見られるのですが、いつも大学生とかに見られて大学生じゃないことを言うと、
「あれ、結構いってるんだね」と…私悪くないのに勝手に心を傷つけられた感があるんですよね。
この主人公に共感!

引用:LINEマンガ

この女性は木野さんという名前。
このベンチがお気に入りでいつもお昼はこのベンチで1人で過ごしています。
お昼は大好きなものに時間をかけるため、適当なゼリーばかり。
何気にそんな木野さん、結構女性から好かれるタイプなのでしょうか。
お昼に誘われたりすることがこれからも多々あります。

そして、1人=さみしいと言う決めつけ。
1人で誰にも気を使いたくない時だってあるんですよね。

色々鬱憤の溜まった木野さんは帰り道、いつも通っているお店に入ります。
お店の店長さんとは仲良し。木野さんは常連さんでした。
お店に入ると初めて見るお客さんがいました。

引用:LINEマンガ

とても美人なミステリアスな雰囲気の方。
木野さんはいつも通り、ケーキを頼みお酒を飲みます。
いつもならケーキとお酒を2〜3杯。
ですが今日は…

引用:LINEマンガ

 

あまりにも理不尽なことを言われ鬱憤が相当溜まっている様子。
木野さんがオタクなことを既に知っているお店の人。
オシャレより好きなものに時間をかけたい…
1人でも寂しくないし可哀想じゃない…など言われたことを相当気にしている様子。
すると初めて見る美人なお客さんが
「いえばいいのに。私はこれが好きなの、楽しいのよ〜って」と木野さんに言います。

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2人の出会い

初めて見たお客さんの声はとてもハスキーな声でした。
店長さんは「2人初めてだっけ!?」と焦っている様子。
なぜ焦っているかと言うと、この美人さんはオネエだったのです。
美人さんの名前は蒼くん。
そして木野さんの下の名前は春葉。

春ちゃんと呼ばれている木野さんは、実は蒼くんに会うのははじめてではなかったのです。
といっても春ちゃんが蒼くんの存在に気づいておらず、いつものようにケーキを食べ2〜3杯飲んで帰っていたので気づかなかったのです。
でも逆に蒼くんは春ちゃんを知っており、春ちゃんのことが気になっていたそう。

酔っ払っている春ちゃんは蒼くんと意気投合。
世の中の理不尽さだったり、蒼くんは美人だから〜!とか酔っ払った勢いで喋りまくります。
すると店長さんが蒼くんに「早くペット可の物件探しな」と声をかけます。
なぜそういったかと言うと、店長は蒼くんが拾ってきた子猫をお店で預かっていたのです。

すると酔っ払ってハイになっている春ちゃんと蒼くんは一緒に住まない〜?という話になり酔っ払った春ちゃんは見事に承諾してしまうのでした。
翌日目覚ましの音で起きた春ちゃん。すると何やらいい香り。
すると部屋には蒼くんがいました。
春ちゃんは昨夜の酔っ払った行動を思い返し、罪悪感でいっぱいになっていました。

蒼くんはこの部屋に何も食材がないため買い物に出かけ料理を作っていました。
春ちゃんは普段まともなものを食べておらず、卵焼き一つで感動し涙を流します。

食事をしながら同居の話になり、春ちゃんは「あれは本気じゃないですよね…?」と冗談だと思っていた様子。
しかし蒼くんは本気だったようです。
でも春ちゃんは、この場所に一人がいいです…と断ります。
すると蒼くんは引き止める様子もなく眉を下げてニコッとし、「まぁそうだよね、おっけ〜」と答えます。

出かける際、蒼くんはお弁当も作ってくれていました。
蒼くんは春ちゃんの好物は何か、二日酔いでも食べれるものは〜など悩んで作ったと春ちゃんに言います。
お弁当を渡された春ちゃんは「いつもの日常に戻ろう!お昼はゼリーでいいのに」と思うのでした。

仕事のお昼休憩となり、お弁当を目にするととても美味しそうな景色にお腹がなります。
スマホをいじれない!とか考える暇もなくお弁当の味を噛み締め、感動する春ちゃん。

お弁当を作る際、自分のために悩んで作ってくれたことに嬉しくなる春ちゃん。
すると昨日一人で寂しいよねと言ってきた女性が、春ちゃんがまた一人でベンチに座っている後ろ姿を見て「寂しいよね」と言うけれど
正面から見た春ちゃんはニコニコし、美味しそうに幸せそうにお弁当を食べていました。

翌日春ちゃんは早く起き、ご飯を炊き、初めての弁当作りをしました。
蒼くんの住所を店長から聞いた春ちゃんは朝早く蒼くんの家の前で待っていました。
昨日のお弁当が相当嬉しくて美味しかったことを伝えると蒼くんもとても嬉しそうに笑いました。

そしてお返しに弁当を作ってもらった蒼くんは春ちゃんにもう1度ルームシェアしないか聞きます。
春ちゃんは以前は断ったのに、「少し考える」と言う答えに変わりました。
お弁当によって春ちゃんの心も少し動いている様子。

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同居が始まる

同居がいつのまにか始まっているところからスタートします。
春ちゃんはまだ同居を受け入れれてない感じでボーッとしています。

が、同居のルール決めをしようと言われた春ちゃんは途端に元気になります。
そして「またお弁当を作って欲しいんです!」と言うと、
週1くらいでお互いにお弁当作り合いしようと蒼くんが提案。
破滅的な料理の春ちゃんは断ります。お金出すから蒼くんが私にお弁当作ってくれとお願いしますが、
お弁当を作ってもらって嬉しいのは春ちゃんだけではなくそれは蒼くんも一緒でした。
蒼くんは作り合いっこじゃないならお弁当作らない!と断りますが、結局お弁当を作り合いっこすることに。

次の日、蒼くんがお弁当を作る日で春ちゃんは渡されたお弁当に感動していました。
出かけるときに「いってらっしゃい」と言われた春ちゃんは学生時代から一人暮らしだったため、新鮮に感じました。

お昼の時間になり、お弁当を開けると、ま〜〜〜〜凝ったお弁当が出てきます。
料理上級者でしょ!?って言うくらいのお弁当。
春ちゃんは幸せを感じながら食べますが、ふと「自分はこれに見合ったものが作れるのか?」と我に帰ります。
店長に相談しに行くと、前回春ちゃんが蒼くんに作った弁当を見たらしくそれはそれはもうひどいお弁当でした。
店長にどうしたらいいか助けを求める春ちゃんですが、「綺麗なものよりも、心を込めて作ってもらえたものって嬉しいじゃない」と言うと
「いえ全然!美しいものを求めます!」と春ちゃんに変なスイッチが入ります。
オタクのマシンガントークが始まります。
店長はもう何をいっているのかわかりませんが、とりあえず春ちゃんは「気持ちがあればいいってことですよね」と結論にたどり着きます。
店長とお話をし、お弁当のおかずが決まり春ちゃんは嬉しそうにお店を出ます。
すると店長が「いいね〜誰かが作ってくれたご飯って美味しいよね〜」と呟きます。
そして蒼くんは高校の時もずっと自分でお弁当を作っていたので、「なんか良かったのかも。」と独り言を言います。

翌朝部屋の床で倒れ寝ている春ちゃんにびっくりする蒼くん。
春ちゃんは余裕を持って3時に起き、お弁当を作っていたらモタモタしてしまい、寝落ちしてしまったのです。
アニメの録画さえ撮り忘れてしまうほどお弁当のことばかり考えてしまいました。
でもお弁当は完成しており、今日は春ちゃんが仕事が休みのため蒼くんが「いってらっしゃい」を言われます。
すると蒼くんも春ちゃん同様、いってらっしゃいを言われたのがいつぶりっていうくらい久しぶりで嬉しくなります。

職場では蒼くんもオネエ(女性らしくしていること)を認知してもらっている様子。
前回の春ちゃんのお弁当の酷さを知っている職場仲間が今日の春ちゃんのお弁当を見て「今日のは色が可愛い〜!」と職場仲間が褒めます。
実際に見た目はかなら腕が上がっており、とても素敵なお弁当になっています(これは漫画でぜひ見て欲しいです)

嬉しそうに、美味しそうに食べる蒼くんに、職場仲間は
「佐藤くん(蒼くん)見てたら手作りのお弁当食べたくなっちゃったよお」と。
手作りってすごいですよね。手作りに勝るものはありません。

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同居によるトラブル

お弁当を作り合いをする中で一緒に暮らしていて、二人は問題にぶつかります。
同居あるあるかもしれませんが、相手の行動が受け入れれなかったり、なんでこうしてくれないの〜!など相手のすることが気に入らない瞬間が出てきます。

春ちゃんはお菓子やゼリーを食事にすることが多かったため、お菓子をたくさん買って帰るのですが、蒼くんに「こんなものご飯にして〜!」と絶対体に良くないんだから!と注意します。
ですが、それを言うと気まずい空気になってしまいました。

しかしお弁当にはお菓子好きな春ちゃんのために、春ちゃんが嫌いな人参をデザート風に作ってあり
春ちゃんはそれをとても気に入り、蒼くんの行動に喜びを感じます。
蒼くんは野菜が嫌いな春ちゃんにどうしても野菜を食べて欲しかったため、いろいろ考えて作っていました。

一方では綺麗好きな蒼くんが、ずぼらな春ちゃんの行動が受け入れれないようです。
春ちゃんはなんでも出したら出しっぱなし、仕事のリュックもリビングに置きっ放し、など結構片付けをしません。
それが気になるけれどなかなか言いにくい蒼くん。
ずっと悩んでいたけど、お弁当もきっかけで春ちゃんに「こうして欲しい!」と自分の気持ちを言います。
すると春ちゃんは怒るわけでもなく、「あぁまたやってた!」と反省します。
これまでも春ちゃんは自分の親からもそれについて怒られていたのに直せずにいたのでした。
そんな春ちゃんを見て、悩まずにちゃんと話せばよかったと思う蒼くん。
そして「ご飯のこと口出ししてごめんね」と春ちゃんに謝ります。

でもこれがスタートになります。
元々は他人、住んでいた世界が違い、お互いに一人でいる時間が長かったのです。
春ちゃんは「他人同士がお互いのことを考えるって幸せですねぇ」とポジティブ。
これがきっかけで二人はさらに仲良しになります。

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試し読みと購入

LINEマンガ連載:https://manga.line.me/product/periodic?id=0000cip1
ピッコマ連載:https://piccoma.com/web/product/6371?etype=episode

漫画は3巻まで出ています。4巻は2020年8月発売予定となっています。

ひとりで食べてるのにひとりじゃない。誰かが作ってくれたから、お弁当は今日も温かい。オタク女子のハルは、いつもは平気なのにふとしたある日、彼女を憐れむ世間の目に落ち込んでしまう。そんな時に出会ったオネエの蒼くんとハルは意気投合し、勢いで同居をすることに。だが、同居のルールはお弁当を作り合うことで…!?「おはようとかおやすみとか」のまちたが贈る優しくて心温まる、手のひらサイズの往復書簡!
一緒に食べて、分かち合って、「おうちの味」が出来ていく。お弁当交換にも慣れ、穏やかな同居生活を過ごすハルと蒼。そんな中、蒼は生まれたばかりの甥っ子に会うため、帰省することに!楽しみな一方、それは長年確執があった「母」と対峙することでもあって――。蒼の不安げな様子を見たハルは、いつものようにお弁当を持たせて、笑顔で送り出す。言葉で伝えきれない温かさで。親しんだ味はどんな時も、そっと心を解してくれる。
オタク女子のハルと、オネエの蒼くん。ふたりの同居生活とお弁当交換は、徐々に軌道に乗り始める。そんな中、同居の話を聞きつけたハルのお母さんが、突然家を訪問してきて…!?「おはようとかおやすみとか」のまちたが贈る、優しくて心温まる、手のひらサイズの往復書簡!

いろんな人が絡んでくる

ここからはいろんな人が出てきます。
春ちゃんの友達が春ちゃんがあまり知らない人と同居していることを知り、怒って同居を反対してくるお話や
春ちゃんの職場で春ちゃんがお気に入りのベンチを他の人に取られてしまったことがきっかけでお弁当を食べている男性と知り合い、仲良くなったり…。
春ちゃんのお母さんが同居していると知り家に来ちゃったり…。
蒼くんの家族が出て来たり…蒼くんが抱えているものがわかったり…。

お弁当によって人と人が繋がり関係が変わっていく漫画となっているため、とてもあたたかい漫画です。
ぜひ手にとって読んで欲しい漫画となっています。

誰かにお弁当を作りたくなる。また誰かにお弁当を作ってもらいたくなる。そんな心温まる漫画です。

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